ピーターラビットのパン屋さんと知られる麻布十番のベーカリーの美味しさの秘密、ピーターラビットの絵本の舞台を再現し貴重なコレクションが展示されているビアトリクス・ポター資料館などを紹介しています。
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ピーターラビットの魅力として、絵本の作者ビアトリクス・ポターの生涯や住んでいた屋敷を美しい花々まで忠実に再現した資料館、ピーターラビットベーカリーの天然酵母で焼いたパンを食べた感想などを紹介しています。
ピーターラビットの食器やマグカップ、スプーンなどのセット、ぬいぐるみDVDは人気がありますね。やっぱりピーターラビットのキャラクターが描かれたグッズは集めたくなるものでコレクションしてる方も多いです。
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ピーターラビットとは、英国の絵本作家ビアトリクス・ポターの絵本に登場するウサギの名前です。ピーターラビットが誕生したきっかけは、1893年、ポターが、病床にあった友人の息子を元気付けるために、4匹の子ウサギが登場するお話を作り、絵手紙にして送ったことがはじまりでした。これらの絵手紙をもとに作られた作品「ピーターラビットのおはなし」は1902年の初版以来、たちまちベストセラーになり、世界中で知られるようになりました。以後、ピーターや村の仲間たちが登場する絵本のシリーズが、続々と出版されました。のどかで美しい田園風景が広がる英国湖水地方の村を舞台に、小動物たちが繰り広げる出来事が、淡い色彩の水彩画で描かれたシリーズは、子供から大人まで幅広い愛読者に支持され作者のビアトリクス・ポターの生涯は映画にもなっています。日本では、朝日賞を受賞し、この4月に101歳の天寿を全うされた石井桃子さんが、一連のピーターラビット本を翻訳したことで知られています。 ポターが生きた時代の英国では、工業化がすすみ、田園風景が、開発のために失われつつありました。そんな中、美しい自然を守り、保全しようとするナショナルトラスト運動が生まれ、その理念に共感したポターは、作品の売り上げから得た収益で、次々と湖水地方の土地を買いとりました。そして、77歳で亡くなったとき、4000エーカーの土地と15の農場をナショナルトラスト運動に寄付したのです。ビアトリクス・ポターのピーターラビットは、100年以上たった今も、世界中で読み継がれています。そして、緑の丘と湖に囲まれた物語の舞台を、100年前と変わらない姿で体感することが出来るのも、ポターの自然に対する深い愛が、あったからなのです。
ピーターラビットのパンが買えるという話題のお店が、近年2店舗オープンしました。麻布十番店と、京王多摩センター店のピーターラビットベーカリーです。「食の安全は、優しさ、食の安心は愛情、食のおいしさは自然」という理念のもとに、北海道産小麦粉、白山こだま酵母、国産キビ砂糖,自然塩、といったシンプルで良質な材料を使って焼き上げたパンが、50種類近く並びます。天然酵母で焼いたパンの多くは、生地が堅く、独特の酸味があって、必ずしも万人向けとはいえません。しかし、白神山地の清らかなブナ原生林の土から発見された白神こだま酵母で焼いたパンは、もっちりとしてやわらかく、ほのかな甘味があり、とても食べやすいのです。店内には、カマンベールチーズを包み込んだ白いまんまるのふわふわパン「ピーターのしっぽ」、自家製プリンを包み込んで、ピーターラビットのシルエットを粉砂糖で浮かび上がらせた「ピーターのプリンパン」など、ピーターラビットにちなんだパンがいくつもありますが、店名にこめられた想いは、パンだけにとどまりません。ピーターラビットベーカリーは、ピーターラビットの生みの親であるビアトリクス・ポターが、大きく貢献したことで知られる、ナショナルトラスト運動に共感して、環境に優しいショップを目指しているのです。身体にやさしい食材は、空気と水と大地が、清らかであって初めて作られるものです。食の安心、安全を大切にするパン作りの心は、その食材をはぐくむ地球をいとおしむ心につながっているのです。
ピーターラビットを愛する日本人なら、絵本の舞台である英国湖水地方のニアソーリー村を、一度は、訪れたいと夢見ていることでしょう。そんな思いを抱きながらも、現実に、海外へ行くことはなかなか難しいものですが、少し足を伸ばせば、国内で、ピーターラビットの世界を体験できる場所があるのです。それが、埼玉県東松山市のこども動物自然公園内にある、ビアトリクス・ポター資料館です。二〇〇六年にオープンして以来、資料館を訪れた人の数はすでに三万人を越えています。訪れたピーターラビットファンを、まず喜ばせるのが、資料館の建物です。というのも、建物は、英国湖水地方の自然をこよなく愛した、ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポター(1866〜1943)が住んでいたニアソーリー村の小さな屋敷「ヒルトップ」を、細部まで忠実に、再現したものなのです。その資料館を囲むようにして、ポターが自ら手がけた、美しい花々の咲きこぼれるヒルトップガーデンが、細心の配慮をもって再構成されています。資料館では、隣接する大東文化大学が収集した資料五〇〇点の内、一五〇点を展示しています。ピーターラビットの絵本全二十四巻の初版本や、一巻目が出る前に自費出版された私家版をはじめとして、世界にも類を見ない貴重なコレクションの数々を、目の当たりにすることが出来ます。緑の丘にたたずむ資料館では、朗読や講演会などの企画が随時催され、ピーターラビットに魅かれる多くの訪問者同士をつなぎ、更なるピーターラビットの輪を広げ続けています。